サファイアの特徴、産地と人為的処理
こんにちは! 色石一年生のソメヤです!!
今回は、前回のルビーと同じ鉱物種(コランダム)で四大宝石の1つのサファイアについて一緒に勉強していきましょう!
サファイアとは
サファイアと聞いて青を連想される方が多いと思います。
青色を意味するラテン語の「sapphirus(サッピルス)」、ギリシャ語の「sappheirus(サピロス)」に由来すると言われています。
9月の誕生石であるサファイアは、冒頭でもありましたがルビーと同じコランダムという鉱物グループに属する宝石です。
コランダムの中で赤色のものをルビー、赤以外のものをサファイアと呼んでいます。
見た目も全然違うルビーと同じ鉱物だったなんて驚きですね!
サファイアはルビーと同じくダイヤモンドの次ぐ硬度を持ちます。
地球上で天然の鉱物の中で一番硬いダイヤモンドの次に硬いなんて、さすが四大宝石の1つですね!
色・特徴
サファイアと聞いたら青色を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は、青以外にもたくさんの色があるんです!!!
例えば、紫や橙、緑、黄色などがあり、他にも何種類もの色があります。
これらの色のものを「ファンシーカラーサファイア」と呼びます。
ファンシーカラーの中でもピンクがかったオレンジの美しいものを「パパラチアサファイア」と呼びます。色合いとしてはルビーとオレンジサファイアの中間に位置するもので、スリランカ産のピンクがかったオレンジの美しいものと言えます。
パパラチアとは「蓮の花(ロータスフラワー)」を意味し、蓮の花の色をしています。
生産量が極めて少なく、希少価値がとても高いサファイアです。
産地
主にタイ・ミャンマー・カシミール地方・スリランカ・マダガスカル・オーストラリア・中国・カンボジアなどがあります。
産地により色の濃淡が違うため、色の良し悪しで価値が上下します。
中でもカシミール産のブルーサファイアは「コーンフラワー(矢車草)ブルー」と呼ばれており、評価の高いものがあります。
サファイアに多い人為的処理
サファイアに多く見られるのが「拡散加熱処理」です。
鉱物を加熱し微量の元素を拡散、浸透させて色を変えてしまうことをいいます。
見た目はとても美しいですが、天然のものと比べると価値が大きく下がりますので要注意です!
まとめ
今回はサファイアについて勉強しました!
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以上、色石一年生ソメヤでした!