最高品質のルビーと産地

始めまして!「色石1年生のソメヤ」と申します!
本日より「色石BANKのブログ」を始めることになりました!!!

このブログでは宝石に関する情報をお届けするとともに、皆様と一緒に宝石について勉強できたらと思っております!!

今年はインフルエンザが大流行中ですね、皆様も体調には気をつけて頑張っていきましょう!

それでは、さっそくやっていきましょう!!
今回は多くの人を魅了する赤い宝石ルビーについて
ご紹介させていただきます!

【目次】
  1. ルビーとは?
  2. ルビーの産地は?
  3. 最高品質のルビーってどんなルビー?
  4. ルビーの処理ってなに?

ルビーとは?

ルビーはコランダム(鋼玉、AI203)の変種でダイヤモンドに次ぐ硬度で、赤色が特徴的な宝石です。
透明なものから不透明なものまで存在します。当然、透明度が高く内包物が少ない物が高価です。
実はダイヤモンドより長い歴史があり、古くから多くの人に愛され続けてきました。また、知識、健康を与え、運気を良くすると考えられていたそうです。

語源は「赤」を意味するラテン語「ルベウス(rubeus)」から来ています。サンスクリット語の「宝石の王を意味する(ratnaraj)」に由来するといわれています。

込められた意味は「勝利を呼ぶ石」といわれ勝利へと導くパワーがあるとされています。

ルビーの鉱物種はコランダムといいサファイアと同様です。
コランダムに含まれる「クロム」と呼ばれる物質の含有によって赤
色になったものがルビーです。

ルビーの産地は?

ルビーの主な産地は以下になります。

では各産地に依ってどのような特徴があるのかをご紹介します。

モゴック産ルビー

モゴック産ルビーの特徴は適度な濃さの赤色です。
透明度が高いうえに、美しい赤が凝縮されています。
また、モゴック産ルビーは紫外線を当てると蛍光の強い赤色を発する特性があります。

タイ産ルビー

黒みがっかた赤、モザイク模様のような独特な色みと、紫外線にほとんど反応しないことが特徴です。

モンスーン産ルビー

大粒の産出が少なく、ほとんどが小粒に仕上がるのが特徴です。
加熱することによって、美しさを発揮するのも特徴のひとつです。

モザンビーク産ルビー

2008年に開拓された新しいルビーの産地です。色みはややオレンジを帯びた赤色をしています。

最高品質の「ピジョン・ブラッド」はどんなルビー?

ピジョン・ブラッド(鳩の血)はモゴック産ルビーで無処理であるものたとえ美しく色味が似ていたとしても産地が違えば別物です。
やや濃色の赤で内側からの妖輝な光(いわゆるテリ)がある色合いをピジョン・ブラッドといいます。

ルビーの人為的処理

驚くかもしれませんが、世界中で産出しているルビーの99.9%が人工的に処理を施され美しくしたもので、無処理のルビーはほとんど流通していません。

ほとんどのルビーが「加熱処理」をされています。
加熱処理とは500℃以上でルビーを熱し、ルビーの中のインクルージョン(内包物)が溶け透明度が増します。
この処理は例えるなら女性におけるお化粧にあたるといわれております。

トリートメントとは重度な人工的処理をさします。
外見そのものを大きく変化させてしまう処理です。
例えばルビーに大きな穴や傷があった場合それを隠す為にガラスを流し込んだり、色調そのものを変える着色処理を施したり様々です。

人為的な処理を加えたルビーだけではなく、合成ルビーというものがあるのはご存知でしょうか?
天然ルビーに近いものを作り出そうと、1904年に科学的な方法で生み出された人工石が合成ルビーです。
合成ルビーの価格は、同じサイズの天然ルビーと比べて1000倍の差があるといわれてます。

ルビーをあまり見慣れてない人は見分けることが難しいかもしれません。近年、製法によっては非常に精巧で天然ルビーと見間違うような合成ルビーをを作り出すこともできるようです。

もし、お手元にルビーかもと思える石がありましたら色石バンクまでお問い合わせくださいませ!

今後、定期的に更新していきます!
皆さんが知らないような情報をお届けできるよう頑張ります!

次回もご覧いただけると嬉しいです!!!

それでは、またお会いしましょう!