海にとけるアクアマリン

初めまして

 

こんにちは!先日の岩田さんに引き続き、色石一年生の和田です。

まだまだ日中は暑いですが、朝晩は少しずつ過ごしやすくなってきました。体調を崩しやすい季候ですので、体調管理に十分な注意をして下さい!

 

さて、今回はアクアマリンについて勉強していきたいと思います。

 

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アクアマリン(Aquamarine)は、青色のベリル(緑柱石)という鉱物に分類されます。エメラルドやモルガナイトはそれぞれ緑、ピンク色の物を呼ぶので、色の違いで呼称が変わります。

 

名前の由来はラテン語の「海水」を意味する語から来ています。緑柱石のうち透明で青い色調のものの宝石名。和名は藍玉もしくは水宝玉。エメラルドより低価格で市販品の多くは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理を施したものになります。

サンゴ、ブラッドストーンとともに3月の誕生石で、石言葉は聡明、沈着、勇敢と言われています。

 

アクアマリンはその名の通り海の色をした宝石ですが、海に投げ入れると瞬時に溶け込んでしまうと言われるほどで、その事から古いヨーロッパの船乗り達は、この石を海の力の宿ったお守りとして大切に持っていたそうです。

 

・産地

 

主要原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリア等。字義どおりには「海の水」を意味します。

特に、ブラジルのサンタマリア鉱山で採掘される深いマリンブルーの石が最高品質とされていますが、現在は枯渇状態となっています。

しかし、最近では他の鉱山でもこれと同様の品質の石が採掘されており、現在ではこの深いマリンブルーの物を一般的に「サンタマリア」若しくは「サンタマリア・アフリカーナ」と呼んでいます。それ以外にも産地としてはスリランカマダガスカル、ロシア、パキスタンアフガニスタン、インドなどが知られています。

 

その他

 

特殊効果として有名なものはシャトヤンシーの出るアクアマリンキャッツアイがあるが、なかなか宝石質の物が少なく非常に稀少で市場ではあまり見ません。それ故ほぼコレクターズアイテムとなっています。

また、パワーストーンとしても有名で、すべての生命の源である「海」に、とても深いかかわりを持った石。幸福・富・生命・若さを象徴し、怒りや葛藤などの悪感情を洗い流してくれるといわれています。

また、愛情・友情・夫婦・家族など、様々な対人関係に潤いをもたらすと伝えられています。古来より結婚や出産のお祝いにアクアマリンを贈られると、幸せになれるという言い伝えがあるほど。

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まとめ

如何でしたでしょうか?

今回はアクアマリンについて勉強しました!

パワーストーンとしても有名なアクアマリンですが、お持ちの方も多いのではないでしょうか?少しでも気になりましたら是非色石バンクへご連絡下さい。色石バンクでは適正価格をつけられる熟練者が多数在籍しておりますので、お任せ下さい。必ずやご満足
頂けると思います!

 

以上、色石一年生和田でした!

 

世界の有名なダイヤモンド10選

おはようございます。色石バンクの児玉です!

 

今回は前回書き切れなかったので引き続きダイヤモンドについてアップさせて頂こうと思います。

前回はダイヤモンドの語源とその歴史、誕生と採掘、産出地、色の種類についてアップさせて頂きましたが今回は世界の有名なダイヤモンドについてご紹介させて頂こうと思います。

それではさっそくご紹介させて頂きます。


1.センティナリー・ダイヤモンド

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センティナリー・ダイヤモンド【英:The Centenary Diamond】

1986年に南アフリカ共和国・ハウテン州のカリナン鉱山で発見された599.19カラットの原石からカットされた273.85 カラットの研磨済みダイヤモンド。カラーはDカラー、クラリティはフローレスで推定価格は約100億円以上と言われています。1988年にデビアス社創業100周年記念の式典で公開されました。

2.カリナンⅠ

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 カリナンⅠ【英:CullinanⅠ】

イギリス・ロンドンにあるロンドン塔に展示されている530.20カラットのダイヤモンドで、1905年に南アフリカ共和国・ハウテン州のカリナン鉱山で発見された史上最大の3106.75カラットの原石からカットされた中で最も大きいダイヤモンドになります。1907年にイギリス国王エドワード7世に贈呈されて以来、現在もイギリス王室が所有しています。

3.コ・イ・ヌール

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 コ・イ・ヌール【英:Koh-i-Noor Diamond】

イギリス・ロンドンにあるロンドン塔に展示されている105.60カラットのダイヤモンドで19世紀にイングランドに送られ、ビクトリア女王に献上されました。ペルシア語で「光の山」を意味するこのダイヤモンドは明確な産出地が判明しておらず、かつて世界最大のダイヤモンドと呼ばれ多くの神話や伝説に登場し、その歴史において周辺国の幾人もの王侯がその所有を争いました。

4.リージェント

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 リージェント【英:Regent Diamond】

フランス・ルーブル美術館に展示されている140.64カラットのクッション・シェープのダイヤモンド。18世紀にインド・ゴルゴンダ地方の鉱山で発見されたこのダイヤモンドは世界で最も美しいダイヤモンドと称され、ナポレオンが戴冠式で身につけていたことでも有名です。

5.ピンク・スター

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ピンク・スター【英:Pink Star Diamond】

サザビーズがスイス・ジュネーブで開いたオークションで出品された59.60カラットのピンクダイヤモンドでカラーはファンシー・ビビット、クラリティはインターナリー・フローレスという大変希少なもので約83億円で落札されました。このダイヤモンドはデビアス社により132.50カラットの原石を2年かけてカットされました。

6.ムサイエフ・レッド

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ムサイエフ・レッド【英:Moussaieff Red Diamond】

世界最大の5.11カラットのファンシーレッドダイヤモンドで、1990年代にブラジルのミナスジェライス州で農夫により河川で発見された13.90カラットの原石からカットされました。幻のダイヤモンドとして知られ、推定価格は約21億円と言われています。現在はイギリスのムサイエフ・ジュエラー社が所有しています。

7.ゴールデン・ジュビリー

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ゴールデン・ジュビリー【英:The Golden Jubilee Diamond

世界最大の研磨済みダイヤモンドである545.67カラットのファンシーイエローブラウンダイヤモンドで、1985年に南アフリカのプレミア鉱山で発見された755.00カラットの原石からカットされました。現在はタイ国王が所有しています。

8.ドレスデン・グリーン

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ドレスデン・グリーン【英:Dresden Green Diamond】

ドイツ・ザクセン州ドレスデンにあるレジデンツ城に展示されている41.00カラットのグリーンダイヤモンドでクラリティはVS1、明確な産出地はわかっていませんが、18世紀のインドであるという説が有力であると言われており、当時のポーランド国王アウグスト3世が所有していたことで有名です。

9.ホープ・ダイヤモンド

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ホープ・ダイヤモンド【英:Hope Diamond

アメリカ・スミソニアン博物館に所蔵されている45.52カラットのブルーダイヤモンドでクラリティはVS1、9世紀頃にインド南部のデカン高原にあるコーラルという町を流れる川で農夫により発見されたと言われています。このダイヤモンドは現在に至るまで持ち主を次々と破滅させながら、人手を転々としていく呪われたダイヤモンドとして有名でありますが、実際にはその伝説は大幅に脚色されていると言われています。

10.オッペンハイマー・ブルー

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オッペンハイマー・ブルー【英:Oppenheimer Blue Diamond】

英クリスティーズがスイス・ジュネーブで開いたオークションで出品された14.62カラットのブルーダイヤモンドでカラーはファンシー・ビビット、クラリティはインターナリー・フローレスという大変希少なもので約63億円で落札されました。このダイヤモンドの名前はかつての所有者であるフィリップ・オッペンハイマー氏に因んで名付けられました。

 

【まとめ】

今回は世界の有名なダイヤモンドについて紹介させて頂きました。

どれも大変貴重なものですが、世界には今回紹介させて頂いたもの以外にもまだまだ名のあるダイヤモンドが多数存在します。

もしお手元にあるダイヤモンドの売却をご検討されていましたら是非一度色石バンクにお問い合わせください。

色石バンクでは適正価格をつけることができる熟練した査定士が多数在籍していますので、きっとご満足頂ける結果になると思います。

カリブ海の宝物「コンクパール」

初めまして

こんにちは!色石一年生の岩田です!
暑い夏が続きますが、こまめな水分補給をして乗り切りましょう。
弊社はヤクルトが飲み放題なので助かっています。黒酢もおすすめです。

さて今回は、カリブ海の宝物、世界で1番希少な真珠「コンクパール」について紹介を致します。カリブ海全域に生息する大型巻貝の一種であるピンクガイから非常にまれに採取される真珠をコンクパールと言います。

コンクパールネックレス

コンクパールネックレス

コンクパールと通常のパールの違い

通常の真珠は、炭酸カルシウム(アラゴナイト)と外套膜から分泌される複合蛋白質(コンキオリン)との層状構造を成して形成されますが、コンクパールは、交差板構造にて形成されます。そのことから、通常のパールに見られる虹色の光沢(真珠光沢)のオリエント効果を見ることが出来ません。

その代わり、炎のように見えることから命名された「火炎模様」が特徴的に表れます。 価値としては、色合いよりも「火炎模様」が優先される場合もあり、全体的にはっきりと見える火炎模様は大変美しく、交差板構造の真珠特有のものであることから濃いピンク色で、特徴的な火炎模様の見られるものがコンクパールとしての「最上級品」として扱われています。

コンクパールの形のほとんどは楕円形で球形ではないものが多いです。

コンクパールの平均カラットは僅か0.2~0.3ctと言われており、出現率が1,000貝に1個、10,000貝に1個とも言われほど希少なのに加え、もそれほど大きいものはありません。

火炎模様

火炎模様

「コンクパール」の生態と生息地

巻貝の女王と呼ばれ主にメキシコ湾岸から、西インド諸島を含むカリブ海に生息しています。その生態は海底を何キロも自由に移動して餌となるプランクトンを捕食し、およそ30〜40センチほどの大きさまで成長します。

コンクパールの母貝であるピンクガイは、主に食用として利用されており、現地のみで利用されていた頃には、需要と供給のバランスが保たれていました。

しかし、アメリカや中国でも珍しい食材としての注目が集まりますと、輸出されるものも多くなり、そのバランスが崩れたのです。
そのため、絶滅のおそれや保護が必要と考えられる動植物に対して定められる「ワシントン条約」の規制対象になりました。

 

カリブ海

カリブ海

ピンクガイ

ピンクガイ


コンクパール特性値組成

CaCO3

透明度 半透明〜不透明

硬度 3.5〜4.5

屈折率 1.530〜1.685

比重 約2.81〜2.87

まとめ

現在、コンクパールはその希少性と繊細なデザインの製品に仕立てられることにより人気の高い真珠の一つとなっています。

天然のコンクパールは自然の悪戯とも思える偶然が重なり、貝の外套膜に真珠袋が形成され、そして真珠が自然に宿る途方もなく低い確率の中で完成されます。極上の有機物宝石です。まさにカリブ海の宝物ですよね。

コンクパールをお持ちの方がいらっしゃいましたら色石バンクに是非お送りください。期待以上の価格が付きます。是非よろしくお願いします。

カリブ海、、、一度でいいから行ってみたいですね。

次回も有機物シリーズを紹介致します。

8月の誕生石

 

こんにちは。松坂です。前回は児玉さんがアップしてくれた

ダイヤモンドの歴史奥深かったですね!!

そんな私の今回のテーマは8月の誕生石です。前回は6月の誕生石をご紹介させていただきました。あれ?7月の誕生石は??と思われる方も多いと思いますが

ソメヤさんが以前にご紹介頂いていますので

最高品質のルビーと産地 - 色石BANKブログ

をご覧になって下さい。

 

 

 

さっそくではありますが8月の誕生石を紹介していきたいと思います。

8月の誕生石は【ペリドット】です。

 

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【目次】

 

1.ペリドットと歴史

モース硬度は6.5~7。マグネシウムや鉄のケイ酸塩鉱物の一種であるカンラン石の一種です。カンラン石の苦土橄欖石に属する中でも最も明るい緑色をもつものをいいます。

鉱物名はオリビン。含有する鉄分の作用によって緑色や黄緑色を示す石です。

エジプトでは昔から宝飾品として親しまれて太陽の石として呼ばれていました。太陽神を崇拝していた人々にとってはとても特別の宝石でした。エジプトの人々は太陽から飛来した石と信じていました。ペリドット複屈折率が高く、暗い場所でも明るい色を放つ石なので、夜遅くになっても輝きが美しいことからイブニングエメラルドとも呼ばれていました。

実際に隕石の一部からペリドットと同様の鉱物が見つかったこともあり、空から落ちてきた隕石から見つけていたのかもしれません

エジプトの近くの紅海に浮かぶセントジョーンズ島では3500年以上も前から産出していました。

 ドイツのドレスデン宝飾展示室の緑の丸天井では大粒のペリドットがはめこまれた、18世紀の王家の剣などのコレクションが見られます。

現在、発見されているうちで最も大きなペリドットは310カラットです。

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2、ペリドットの産地

ペリドットの産地はアメリカのアリゾナ州ネバダ州、ハワイ州ニューメキシコ州、オーストラリア、中国、ケニアミャンマーなどがあります。

また、宇宙より飛来した隕石中に含まれる唯一の宝石であり、有名なパラサイト隕石からも採取されています。パラサイト隕石とは1772年、ロシア人の探検家パラクさんがペテルブルグに持ち帰り、クラスノヤルスクという場所で発見した、重さ800キロの巨大な隕鉄塊のことです。

ハワイ州は美しいペリドットが産出されていましたが近年絶産されました。

昨年に約1か月間続いたハワイ州のキラウエア火山噴火で溶岩によって押し出されたカンラン石が表面に押し出され、噴火によってたくさんのペリドットが空から降ってきたというニュースが話題になりました。

カンラン石の一種には貴金属のついたペリドットもあり、1カラット450ドルになったとか・・・・

 

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まとめ

8月の誕生石のペリドットを調べてきましたが歴史は深く、エメラルドにも間違われるきれいな緑石でした。また、唯一隕石と同じ性質にも驚きました。

ハワイに旅行に行く方はビーチや道端に緑色の石が落ちていたらペリドットかもしれません!!お盆休みにハワイ旅行に行かれる方は頭の片隅に入れておいて下さい!

ペリドットの石言葉は夫婦愛らしいです。見つけたら大切にして下さい!!

 

またお手元に素敵なペリドットがある方は、是非色石バンクにお問い合せください。高額査定させていただきます!

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

またアップするのでよろしくお願いします!!

地球上で最も硬く、高価な宝石「ダイヤモンド」

初めまして。

 

6月より新入社員として入社しました「児玉」と申します。

 

はい。石が好きで入社した人です。ちなみに世界史も大好きです。前任のソメヤさんから引き継ぎまして同期の松坂さんと共にこれから色石バンクのブログをアップさせて頂きます。

 

初回の内容は、まさに初回にふさわしい宝石の代名詞とも言える「ダイヤモンド」について紹介させて頂こうと思います。とはいえ奥が深いダイヤモンド。初回はダイヤモンドの語源とその歴史、誕生と採掘、産出地、色の種類についてアップさせて頂きます。

 

それではさっそく紹介させて頂きます。

 

ダイヤモンドの語源とその歴史

 人類の長い歴史の中で多くの人々を魅了してきたダイヤモンド。その語源は「征服されざるもの」を意味するギリシア語「adamazein」あるいは「adamas」であり、のちにローマ人の言葉であるラテン語「adamant」になり、後世にて「a」が省略され「diamond」になったと言われています。

ダイヤモンドは紀元前9世紀頃には既にインドの河川などの漂砂鉱床から採掘されていたという説があり、古代オリエントの国々を通じて当時のギリシアや後のローマにもたらされたと言われています。

しかし古来より宝石の王座についていたのはルビーであり、ダイヤモンドはその硬さ故に14世紀末から15世紀初頭にかけてダイヤモンドを利用してダイヤモンドを研磨する技術が確立されるまで宝石の脇役でしかありませんでした。

現代のようにダイヤモンドが美しく価値のある宝石として広く認められるようになったのは18世紀に入りブリリアンカットの技法が確立され、その後いくつもの改良が施され、20世紀初頭の1919年に数学者であり宝石職人であったマルセル・トルコフスキーによって詳細な計算により導き出されたカットが一つの到達点だとされています。そして長い年月を経てダイヤモンドは宝石の王座についたのです。

 

ダイヤモンドの誕生と採掘

 ダイヤモンドは約33億年前に地球の地下約120kmのマントルの中で2000度にも達する高温高圧下で様々な条件のもとに誕生しました。

この時点ではテニスボール程の大きさの物も多々あり、中にはスイカ程の大きさにまで成長するものまであったそうです。しかしその後の噴火活動により周囲の岩石を取り込みながら地表に噴出される際にその多くが微小な小粒になるまで細かく粉砕されてしまいます。

人類の歴史上最大のダイヤモンド原石であり1905年に南アフリカのカリナン鉱山で発見された「カリナン」は3106.75カラットと桁違いの大きさでしたが、そのカリナンも元は8000カラット以上はあったと推測されています。

地表で採掘されるダイヤモンドは火山の噴火により地表に噴出されたマグマが冷えることによって形成されるキンバーライトとよばれる岩石に含まれます。ダイヤモンドの鉱床は円筒状に残ったキンバーライトにより形成されたパイプ鉱床と、そのパイプ鉱床が風化、浸食され河川等に流れ出たことにより形成された漂砂鉱床の2種類があります。パイプ鉱床からダイヤモンドが採掘される確率は2000万分の1程度であり、そのうち宝石質のものは10~20%程度と言われています。漂砂鉱床においてはその確率は1億分の1の割合でしか見つからず、そのうちの30~40%程度が宝石質のものとなります。これはわずか1カラットのダイヤモンド原石を採掘するのに何トンもの岩石や砂礫を取り除かなければいけないことを意味します。

また宝石質以外のものは工業用ダイヤモンドとして安価に売買されてます。このことからも宝石質のダイヤモンドがいかに希少であり高価なものかが伺えます。

 

ダイヤモンドの産出地

 ダイヤモンドは古くはインドでしか産出されないものとして考えられており「インド石」と呼ばれていました。その後18世紀にブラジルでダイヤモンドの鉱床が発見され19世紀に入りその産出量が下降し始めた頃にアフリカで新たな鉱床が発見されアフリカがダイヤモンドの主要産出地となりました。

現代においてはアフリカを始め、ロシア、カナダ、中国、オーストラリアなど20ヵ国以上の国で産出されています。

個々の産出地によってダイヤモンドの質に違いがあるところもまたダイヤモンドの魅力の一つであると言えると思います。

 

ダイヤモンドの色の種類

 ダイヤモンドには一般的な無色の物からファンシーカラーと呼ばれる色を持つダイヤモンドが存在します。これらのファンシーカラーダイヤモンドは地中深くの高温高圧下でダイヤモンドが生成される過程で様々な不純物が混入することによってそれぞれの色を持ったダイヤモンドが誕生します。

ファンシーカラーダイヤモンドは時によって高品質の無色のダイヤモンドの何倍もの価格で取引されることがあります。ファンシーカラーダイヤモンドは主に12種類あり希少価値が高いとされる物の順にレッド、バイオレット、ブルー、パープル、グリーン、オレンジ、ピンク、ブラウン、イエロー、グレー、ホワイト、ブラックがあります。

最も希少価値が高いとされるレッドダイヤモンドは大変な希少さ故に主な産出地が存在せず、まず市場で見ることはできない「幻のダイヤモンド」と呼ばれています。最大のものは1990年代にブラジルで農夫により河川で発見された13.9カラットの原石で後に5.11カラットのトリリアントカットにカットされ、複数の宝石商の手に渡った後にムサイエフ・レッドと名付けられました。

私たちが普段宝石店のショーケースやオンラインショップで見ることのできる色のついたダイヤモンドはそのほとんどが人工的に着色が施されたものであり、天然のファンシーカラーダイヤモンドは大変貴重なものなのです。

 

【まとめ】

初回はダイヤモンドについて紹介させて頂きました。

ダイヤモンドにはこのブログでは書き切れないほどの魅力が溢れています。なので次回も引き続きダイヤモンドについて紹介させて頂こうと思います。

もしお手元にあるダイヤモンドの売却をご検討されていましたら是非一度色石バンクにお問い合わせください。

色石バンクでは適正価格をつけることができる熟練した査定士が多数在籍していますので、きっとご満足頂ける結果になると思います。

6月の誕生石

初めまして。

6月より新入社員として入社した「松坂」と申します。

前任のソメヤさんから引き継ぎまして、色石バンクのブログをアップさせていただきます。

宝石に関する情報をお届けすると同時に、私自身そして皆様と宝石の勉強ができればと思い、アップさせていただきます。

 

初回の内容は「6月の誕生石」を紹介していきたいと思います。

6月の誕生日の人、大事な人が6月生まれの方は必見です!!

6月の誕生石は3つあります。

 

 パール(真珠)

石言葉は「健康・円満」

真珠は他の鉱物とは違って、生きた貝が長い年月をかけて育ったものです。

「人魚の涙」「月の雫」として信じられ、神秘的でロマンティックな存在でした。

パールはいくつか種類があるので紹介していきます。

 

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1.本真珠

  鮑玉(アワビ内部の天然真珠)、アコヤガイの真珠や淡水真珠が本真珠として

  されている。

 

2.天然真珠

 天然の真珠貝によって自然に生成されたものです。

 養殖真珠ができるまでに数万個の貝の中から数粒しか見つからなかったらしいです。

 

3.養殖真珠

  真珠貝に核を挿入するなど人の手を加えて作り出した真珠。

  現在の主流である。

 

4.南洋真珠

  白蝶貝から産する真珠。

  オーストラリア産の真珠は青みがかった色を呈する事が多い。

  フィリピン産は黄金色、金色が多い。

 

5.黒蝶真珠(黒真珠)

  黒蝶貝から産する真珠。

  主にタヒチで養殖されている。僅かに沖縄県でも養殖されている。

  他の真珠を染色し、黒真珠とよばれている。

 

6.マベ真珠

 マベ貝から産する真珠。香港、台湾、奄美大島で養殖されている。

 主に半径球である。真円の真珠を作ることが難しいため、

 半円の核を貝の内側に張り付けて半円形の真珠を作る。

 

7.淡水パール

  イケチョウ貝やカラス貝は淡水生の貝の中に出来る真珠は淡水パールと

  呼ばれています。淡水パールのほとんどは養殖でできている。

  粒が小さくて安価なものはビーズとして使用されることが多い。

 

  その他にもコンクパールやメロパールなどもあります。

  意外なものではハマグリやアサリ、シジミやホタテからも

  真珠を産することもあるみたいです。

 

 ムーンストーン

石言葉「長寿・富」

 水晶に似ている澄んだ宝石です。和名は月長石と言いますがムーンストーンそのままの直訳ですね。

神秘的な美しさからジュエリーコレクターを夢中にさせる宝石みたいです。

特に良質なブルームーンストーンはとても珍しいみたいです。

昔から神秘的な力を秘めた石でパワーストーンとしても人気がある石になり、女性をサポートしてくれる力を持っていると言われています。

男性の皆様!!プレゼントには最適です!!

 

その他にもアレキサンドライトという石も誕生石でありますが

過去の記事に載っていますので是非ご覧ください。

 

まとめ

6月の誕生石を調べましたがきれいで神秘的な石が揃っています。

妻が6月生まれで誕生日プレゼントにすればよかったと後悔していますが

調べたのが誕生日後だったので・・・・

来年はパールとムーンストーンをプレゼントしたいと思います。

もう6月も終わってしまいますがまだ間に合う方は是非!!!

 

またお手元に素敵な石がある方は、是非色石バンクにお問い合わせください。

高額査定させていただきます!

ここまで読んでくださってありがとうございます。

またアップするのでよろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

虹色の光がきらめく宝石「オパール」

おはようございます
色石一年生のソメヤです!

大型連休(ゴールデンウィーク)は皆さんいかがお過ごしですか?
有意義に過ごせましたか?
連休が終わってしまうのは寂しいですが、また一緒に色石について勉強していきましょう!!!

今回、宝石の中で唯一水分を含むオパールについて学んでいきましょう!

オパールとは」

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オパールは、貴石を意味するラテン語のオパルス(OPALUS)に由来します。
オパールの特徴である遊色効果を発するものを「プレシャスオパール」といい、遊色効果を発しないものを「コモンオパール」といいます。

乾燥して水分が抜けてしまうとひびが入ってしまうことがあります。
水の中に入れておく保存方法もあるそうです。

 

オパールの種類」

・ホワイトオパール

地色が乳白色または白色のオパールをホワイトオパールと呼びます。透明度の高いものは、クリスタルオパールと呼ばれています。主な産地はオーストラリアです。

・メキシコオパール

メキシコ産のうち、地色がオレンジ系のオパールをメキシコオパール(ファイヤーオパール)と呼びます。光が炎の中に閉じ込められたように見えます。

・ウォーターオパール

メキシコ産のうち、地色が青系をウォーターオパールと呼びます。色の輝きが透明な水の中に閉じ込められたように見えます。

・ブラックオパール

地色が濃いのがブラックオパールです。
中でも評価の高いものを「ハーレクイン」と呼びます。ハーレクインは”まだら”という意味を持っていて、中世のピエロが着ていた服の模様のように正方形で大き目の模様が規則正しく並ぶパターンです。オパールの中で一番価値の高いものがブラックオパールです。

・ボルダーオパール

鉄鉱石の母岩の中に付着しているオパールの帯のような層を母岩とともに取り出し研磨したものです。ガラスやホワイトオパールを黒く塗り母岩と張り合わせて作るタブレットまたは、トリプレットなどの模造石が製造されているので横から見て確かめて下さい。

カンテラオパール

カンテラオパールは母岩とともに研磨されたオレンジ系のプレシャスオパールです。虹を卵の中に閉じ込めたように見えます。

オパールの産地」

主にオーストラリアとメキシコが全体の9割を占めています。他にもエチオピア、ブラジル、インドネシアなどでも採掘されていますが、オーストラリア、メキシコで産出されるもののほうが高品質と評されています。遊色効果のはっきりしていて、赤色が出ているものが希少とされています。

「まとめ」

今回は、オパールについて勉強してきました。多くの種類があり角度を変えると次々と美しい表情を見せてくれる長く見ていても飽きないのもオパールの魅力です。中にはタブレットやトリプレットといったガラスなどを張り合わせて作る摸造石もあるので要注意です。
皆様がお手持ちのオパールをご売却の際は色石高値買取の色石バンクに着払いでお送りください!どんなものでも無料査定致します!色石バンクでは適正価格をつけられる熟練者が何人もいるので、お任せください。きっとご満足いただけます!

以上、色石一年生ソメヤでした!